愛する我が子は可愛いと思うものの、実際に赤ちゃんを育ててみると辛いことも多いのが事実。
私には2歳差の子どもがいます。
パパは仕事の関係でなかなか育児ができず、私が在宅ワークをしながら、ほぼワンオペで対応しています。お互いの両親も近くにはおらず、頼れる身内もいません。
とくに1人目を出産した直後はわからないことだらけで、心が押しつぶされるような感覚のなかで子育てをしました。
しかし、世の中には「辛さを改善できる方法」が多くあることに気づきます。
そこで今回は、私の経験にもとづき、子育て・育児が辛いと感じる人に向けたさまざまな対処法を紹介します。
多くのママが思う「赤ちゃんの子育てが辛い」とき
赤ちゃんをお世話していると、多少なりとも「育児は辛い」と思う瞬間があるでしょう。
多くのママが「子育てが辛い」と思うときは、以下の通りです。
行動を中断される
赤ちゃんはお腹が空いたり不安を感じれば、昼夜問わず泣きます。
ママが睡眠不足でもおかまいなしです。
家事や仕事をしていても、子どもが空腹で目を覚ませば授乳しなければいけません。
ちょっとしたことでも、自分の行動を中断される機会がつづくと、ストレスも増えていくでしょう。
寝返りやハイハイができるようになれば、いっそう目を離せなくなるため、ママは自分の行動を中断する機会が多くなります。
自分の時間を確保できない
赤ちゃんが生まれてから、自分の時間を確保しにくくなったママは多いでしょう。
トイレに行く時間はもとより、ご飯を食べる時間・洗顔の時間すら確保できないケースも見受けられます。
趣味をしたりお茶を飲んでホッとする時間も確保したいのに、時間をつくれないストレスは、ママの気持ちを疲れさせていきます。
睡眠不足になる
とくに新生児から生後半年くらいまでの赤ちゃんがいる時期は、睡眠不足の人も多いでしょう。
生後間もない赤ちゃんは目覚める回数も多く、泣くことも頻繁にあるからです。
私も子どもを出産してすぐの時期は、1日4時間くらいしか眠れませんでした。
粉ミルクを一切飲んでくれない子どもだったので、パパにミルクを任せることもできず、常に母乳で対応しなければいけません。
(母乳の冷凍を考えたものの、搾乳機が合いませんでした。)
睡眠不足になると日々の活動がにぶくなり、心身の健康を悪化させる可能性があります。
普段であればなんとも思わない言葉が気になったり、常に気分が落ちこむ人もいるでしょう。
赤ちゃんが思い通りにならない
赤ちゃんは、なかなか思い通りになりません。
「今眠ってほしい」と思っても、目がさえて寝てくれないこともあるでしょう。
電車やバスに乗った際に大泣きし、抱っこやおもちゃであやしても静かにならないケースも多々あります。ママ自身が疲れている状況であれば、ママはまったく悪くないのに「申し訳ない」という気持ちが生じることもあるでしょう。
赤ちゃんは思い通りにならないと理解しているものの、当事者になると、常に平常心を保つのはむずかしいものです。
育児が辛いと思うママの特徴
育児が辛いと思うママには、ある共通点があります。
その特徴は以下の通りです。
人並み以上に頑張っている
育児が辛いと思うママは、適当にやっているのではなく、むしろ人並み以上に頑張っている傾向にあります。
頑張って行動するほど、期待しているような結果がでないとがっかりします。子育てをすると、思い通りにならないことは日常茶飯事なので、頑張っているママほど辛い思いをするのです。
子どもと向き合って頑張っている事実は素晴らしいことです。
とはいえ、ママ自身が辛い思いをしているのであれば、もう少し肩の力を抜いてよいのかもしれません。
ワンオペの傾向にある
私もそうでしたが、周囲のママ友で「赤ちゃんの子育てが辛い」というママは、ワンオペの傾向にある人が多かったです。
シングルマザーで親にも頼れなかった友人は、常にノイローゼ気味でした。
私自身も、パパが仕事の関係でなかなか育児に参加できず、常にイライラ&憂鬱な気持ちと戦っていました。
子育ては、夫婦で協力して行なったとしても大変なものです。
ましてや1人で子育てを行なえば、時間的な拘束はもちろんのこと、誰にも悩みを話せずに苦しい思いをするでしょう。
休息がとれていない
休息がとれないと、人間は心身の疲れを回復できず、イライラしやすくなります。
さらに「慣れない育児」と「思い通りにならない赤ちゃん」を相手にしていれば、子育てが辛くなって当然です。
私も、一時期は無意識に「誰か助けて」と呟いていました。
また休息のとれない日々がつづくと、体調も崩しやすくなります。
風邪などで体調を崩せば、育児や家事などが普段以上につらくなるでしょう。
さらに赤ちゃんに風邪をうつしてしまえば、看病でさらなるストレスがかかってしまいます。
赤ちゃんのお世話が辛いときに必要なこととは?
赤ちゃんのお世話が辛いときには、どうしたらよいかわからないものです。
辛いときにママに必要なことは、以下の通りです。
自分の時間を確保する
母親として赤ちゃんに時間をさく必要があるものの、自分の人生をすべて捧げる必要はありません。
ママも1人の人間であり、人生を楽しむ権利があります。
幸せを感じながら過ごすには、自分の時間を確保することが必要です。
自分の時間を確保し、友達と会話をしたり趣味に費やす時間ができれば、気分転換につながるでしょう。
ストレスをとり除く
子育てはストレスとの戦いだといっても過言ではありません。
私自身もストレスがたまっている時には、意味がないと思いつつ、つい赤ちゃんに怒鳴ってしまうこともありました。
あとになって自己嫌悪になるのが、お決まりのパターンです。
ストレスがたまると心に余裕がなくなるので、親子にとってよくない行動をとりがちです。そのため育児が辛いと思うママは、できるだけストレスを除去する必要があります。
自分だけで頑張らない
赤ちゃんのお世話が辛くて悩んでいる人は、たいてい「自分だけ」で頑張っています。
頼れるパートナーや家族がいないので、仕方なく1人で頑張っている人もいるでしょう。
また、保育園に預けられずに困っている人もいるかもしれません。
とはいえ、ママの負担を減らせるような方法は、世の中に多く存在するものです。
次項で、ママの負担が減るような方法を紹介します。
赤ちゃんのお世話が辛いときの対処法5選
ここでは、赤ちゃんのお世話が辛いときの対処法を5つ紹介します。
辛い気持ちを抱えるママは、ぜひ参考にしてください。
預け先の確保
赤ちゃんを家族に預けられない人や、預けられる年齢に未達成といった理由で保育園に預けられない人もいるでしょう。
こうした状況のママは、四六時中において1人で育児をすることになります。
私の持論ではあるものの、子育ては「ブラック企業での勤務」と似ていると考えます。
長時間残業・休日返上は当たり前であり、上司から常に理不尽な要求をされる点は、ブラック企業と類似するものがあるでしょう。
ブラック企業のような状況がつづくと、どういった性格のママでも辛くなって当然です。
疲れやストレスで押しつぶされるまえに、預け先を確保し定期的にリフレッシュしましょう。
【預け先(例)】
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家事の負担を減らす
多くのママは、赤ちゃんのお世話と同時に日々の家事も行なっているでしょう。
赤ちゃんの着替えや布団が汚れると洗濯回数が増えますし、離乳食の時期になれば、大人とは異なるご飯を用意しなければいけません。
また赤ちゃんが寝返りをするようになれば、誤飲防止のための頻繁な片付けやほこりの除去などを考え、掃除の回数が増えるのではないでしょうか?
育児と家事でママはフル稼働です。
そこで、家事の負担を減らすような対策もオススメです。
私はとにかく買い物の回数を減らしたくて、宅配サービスを積極的に活用しました。
また便利な家電を活用することも、家事の負担につながるでしょう。
質のよい睡眠を目指す
赤ちゃんがいると、授乳やミルクの時間に起きなければいけません。
また、夜泣きがあれば眠くても対応せざるを得なくなります
とくにワンオペで子育てをするママは、何日も(もしかしたら何週間)きちんとした睡眠を確保できていないでしょう。
質のよい睡眠がとれないと、疲れやストレスが改善しないのはもとより、産後うつになる可能性が高いといわれています。
疲れがとれず気分も落ちた状態がつづくと、子育てに限界を感じる人も少なくありません。
しかし、短い時間でも質のよい睡眠を確保できるようになれば、状況が好転することは多いものです。一度、睡眠環境を見直してみるとよいでしょう。
同じような境遇のママと話す
人とのつながりが薄いと孤独感があるため、育児の辛さも倍増するものです。
そこで同じような境遇のママと話してみると、辛さの改善につながります。
悩みを吐き出すだけでもスッキリし、ストレスも軽減するでしょう。
公園や子育て支援センターに行くと、同じような境遇のママが見つかることも多いものです。
挨拶をしてみて「この人とは話が合いそう」と思ったら、会話をつづけてみるとよいかもしれません。
とはいえ、人見知りでうまく話せないという人もいるでしょう。こうした人は、コミュニケーション講座やコミュニケーションの本を活用するのもオススメです。
カウンセリングや相談を検討する
2人の子どもを育てた私の経験上、育児の辛さを1人で抱えると苦しい状況をループすると感じました。
家族や友人に相談できればよいものの、相談がむずかしい人もいるでしょう。
その場合には、カウンセリングや相談コーナーの活用をオススメします。
さまざまな人と会話し意見をもらうことで、見えていなかった突破口が見えるケースも多いものです。
子育て・育児がつらい人は自分を褒めてあげよう
子育て・育児が辛いと感じる人は、周囲のママよりも頑張っている人がほとんどです。
頑張っていなければ、そもそも辛さを感じません。
まずは頑張っている自分を褒めてあげましょう。赤ちゃんだとしても「頑張っているママ」を我が子は見ているものです。今抱えている辛い気持ちは、必ず報われます。
頑張っているママに、ときにはご褒美をプレゼントしてもよいのではないでしょうか。