子どもが小さいのにお金がなさすぎて辛い_緊急対応と根本的な解決策

今月も生活費が足りない」「お金がなくて将来を考えると辛い」と考え、毎日ため息をつく子育て世代の人も多いでしょう。子どもや家族の未来を考え、どうにかしないとダメだと不安で焦るものの、何をどうすればよいかわからないケースも見受けられます。

そこで当記事では、「お金がなさすぎて辛い」と考える小さな子どもがいる人に向けて、今すぐにお金が用意できる方法を紹介するとともに、将来を見据えた根本的な解決策についても解説します。

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目次

日本は子育て世代にお金をかけない_実情について

日本は国の財政悪化に加え、子育て世代に厳しいことも実情です。

厚生労働省のデータによると、公的機関の教育費負担を国際比較した結果、日本は諸外国よりも低いことがわかります。

 

 

 

 

 

 

 

データ引用元:厚生労働省_令和5年度年次経済財政報告(2章2節)

児童手当も、世帯年収が一定金額になるとカットされます。妻がフルタイムで働きたくても、小さな子どもがいると、「預け先がない」といった理由で短い時間しか働けないケースも多いでしょう。

さらに、度重なる増税や物価上昇の波などで、家計が火の車で苦しい思いをする家庭も増えています。

またアメリカやイギリスでは、小学校でお金の授業を実施しています。日本ではお金に関する知識は自ら学ぶしかなく、金融リテラシーも低いのが実情です。大人になってからも、お金の管理が苦手な人も多いのは当然でしょう。

とはいえ、子どもがいる身として、このまま「お金がなさすぎて辛い状況」をそのままにするわけにはいきません。

【大前提】お金がないときには衣食住を最優先に

まず前提として、お金がない状況では、家族の命・安全を確保するために「衣食住」を最優先にします。服はひとまず今のものをつかえばよいでしょう。

まずは、食べ物に費やすお金と、住む場所を確保するお金にまわすことが大切です。住む場所の確保では、家賃や住宅ローンの支払いはもちろんのこと、光熱費などの支払いも行います。

衣食住に関係のない「余計なサブスクリプションサービス」などを契約している場合には、解約をおすすめします。お金にまったく余裕がないときには、投資やレジャーを控えるなどの潔さも大切です。子どもと遊ぶ際には、公園や無料施設などで、節約しながら過ごす工夫も必要です。

お金がないときにやってはいけないこと

つづいて、お金がないときにやってはいけないことを解説します。ここで紹介する内容は、焦るとやりがちな行動であるものの、結果的に悪循環を招く可能性が高い内容ばかりです。

さらなる借金をする

本当にお金がないと、クレジットカードを限度額ギリギリまで使用したり、カードローンでキャッシングを実施するケースも見受けられます。クレジットカードの使用やキャッシングも、借金の1部です。

借金は利息も上乗せして返すため、さらなる借金をすると、返済額が膨れ上がります。借金をすれば、取り急ぎでお金を用意できるものの、状況の解決には至りません。

友人にお金を借りる

友人にお金を借りると、期日までに返せなかった場合、トラブルが発生する可能性もあります。訴訟問題に発展し、事件になるケースも見受けられます。

またお金を借りると「計画性のない人なのだな」と思われ、将来的に距離を置かれたり、冷ややかな目で見られることもあるでしょう。

犯罪もしくはそれに準ずるグレーな行為

お金がなさすぎて追い詰められ、犯罪もしくはそれに準ずるグレーな行為に手を染める人も存在します。しかし、犯罪をして捕まれば、子どもの将来に悪影響をおよぼすことは必然です。悩みやストレスを抱えていたとしても、犯罪やそれに準ずる行為は、お金のない状況を解決することにはつながりません。

【シチュエーション別】緊急の対応方法

ここでは、「家賃が払えない」や「税金が支払えない」など、シチュエーション別の緊急な対応方法について解説します。

家賃が払えない

家賃が払えないと住む場所を失うため、支払えない可能性が出てきたら、素早い対処が必要です。

まずは大家や管理会社に相談し、支払いを先延ばしにしてもらえないかを確認するとよいでしょう。先延ばしが厳しい場合には、市町村の役所に相談し、「公的融資制度」や「生活困窮者自立支援制度」などの適用してもらえないかを確認します。

今よりも安い家賃で住めるアパートを探すことも、1つの方法です。

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住宅ローンが払えない

住宅ローンが払えない場合、2~3か月ほどの滞納で、家を失ってしまいます。滞納で家を失うとブラック扱いになるため、アパートを借りたくても借りられません。

住宅ローンを滞納する前のタイミングであれば、融資元の金融機関に相談することで、「支払いの先延ばし」や「返済年数の変更」をしてもらえる可能性があります。まずは、住宅ローンを借りている金融機関に、現状について相談することが先決です。

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税金の支払いができない

昨今では、「固定資産税」「住民税」「自動車税」などの多様な税金が高くなり、支払いに困る事例も見受けられます。税金の滞納がつづくと、車や家などの財産を差し押さえられてしまい、生活ができなくなるでしょう。

市区町村の役所に設置されている納税課に電話し、生活が苦しいことから、「支払いを分割してほしい」「納期を延長してほしい」などと頼むと、対応してもらえることがあります。

子どもの学費が払えない

昨今における物価上昇や増税に伴い、学費が払えないと困るケースも増えています。子どもの学費が払えないと悩む場合には、まずは保育園・幼稚園・学校に期限の延長を依頼するとよいでしょう。同時に、学校独自の「救済措置がないか?」についても確認をおすすめします。

学校への確認をためらう場合には、「親に借りる」「保険の解約(一部解約も)」といった方法も検討するとよいでしょう。

食べ物を買えない

スーパーマーケットのポイントカードをはじめ、dポイントカード・Vカード・WAONカード・PayPayなどをチェックすると、ポイントが貯まっていることもあります。貯めたポイントがあれば、ポイントで食べ物を購入できます。

市町村の役所に「食べ物を買えない」と相談すれば、非常食をわけてもらえることもあるでしょう。賞味期限間近や、包装が破損した食べ物などをわけてもらえる「フードバンク」を利用する方法もあります。

 

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【借金以外で】すぐにお金をつくる方法を紹介

さまざまな事情で、すぐにでもお金がないと困る人もいるでしょう。しかし、消費者金融やキャッシングなどを利用しても、物事を先延ばしにするだけで、いつまでたっても状況は改善しません。

ここでは、借金以外の手段で、すぐにお金を用意できる方法について紹介します。

不用品やブランド品を「リサイクル店」や「質屋」で買い取ってもらう

不用品やブランド品を「リサイクル店」や「質屋」などの実店舗で買い取ってもらうと、すぐに現金を手にできます。インターネットオークションの方が、高く買ってもらえる傾向にあるものの、現金がもらえるまでに日数がかかります。

今すぐにお金がほしい場合には、直接店舗で買い取ってもらうとよいでしょう。

親やきょうだいからお金を借りる

親やきょうだいからお金を借りられれば、すぐに現金を手にできます。家族なので借りやすく、お金に余裕がある親やきょうだいであれば、返済期日にも余裕を持たせてくれるでしょう。しかし、お金を借りたことには変わりないため、確実に返せるように努力する必要があります。

当日支払いOKの短期アルバイトをする

短期アルバイトのなかには、今日・明日にでも働けるうえに、働いた翌日には現金を手にできる仕事が存在します。

プチジョブであれば、面接ナシで、1日2時間くらいから勤務が可能です。勤務の翌日には給料が振り込まれるため、お金がすぐほしい人に適しています。

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子育てでお金がないときの根本的な解決策

子どもがいる場合、今後も多くのお金がかかる可能性もあり、現状の「お金がない状態」を根本から改善する必要があります。

子育て世代に向けた「お金がないときの根本的な解決策」は、以下の通りです。

家計の収支金額を正確に把握する

家計の支出金額を正確に把握すると、思っている以上に支出金額が多いケースや、見落としていた無駄な支出が隠れていることもあります。また現状において「どれくらい収入が不足しているか」や「改善すべき課題」も見えやすくなります。

面倒ではあるものの、買い物でもらうレシートを保管し、「食費」「交友費」「学費」などにわけて、1か月で何をどれだけ買っているかをチェックするとよいでしょう。パソコンでExcelに入力したり、スマホの家計簿アプリを活用するなど、さまざまな方法があります。

引っ越すだけでお金がもらえる場所に移住する

現在住んでいる場所が都会である場合、田舎に引っ越すと、引っ越し先の自治体からお金をもらえることがあります。自治体によって支給金額は異なるものの、数十万から100万程度が一般的です。

支給条件は引っ越し先の自治体によって異なるため、気になる地域がある場合には調べてみるとよいでしょう。

収入を増やす

支出をおさえつつ、現状よりも収入が増えれば、お金がない状況を脱却できる可能性があります。収入を増やすには、現状より高い給料がもらえる仕事を見つける方法が1つです。

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ほかにも、職場が副業OKであれば、アルバイトを行ってもよいでしょう。ポイントサイトを活用すれば、小さい子どもがいて外出が難しい人でも、手軽に収入を得られる可能性があります。

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ファイナンシャルプランナーに相談する

ファイナンシャルプランナー(通称FP)は、お金に関するプロです。ファイナンシャルプランナーに相談することで、現状の「お金がない原因」がわかるとともに、具体的な解決策を提示してもらえます。相談後には「支出の無駄が大幅に減った」や「収入を増やす方法がわかった」などの効果も見受けられます。

お金がなさすぎて辛い場合には、今すぐ行動を

子どもには、今後も多くの学費や生活費がかかります。お金がなさすぎて辛い場合には、家計改善に向けて、今すぐ行動を起こすことが大切です。お金がない状況を打開したい人には、プロへの相談を推奨します。

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この記事を書いた人

2児の母であり、ライター兼ファイナンシャルプランナー。子育て世代の家計管理と将来設計をサポートするため、「子育てマネーバイブル」を運営しています。豊富な経験と専門知識を活かし、忙しい親御さんにもわかりやすい金融・経済情報を発信しています。「お金の知識で、より豊かな子育てライフを」がモットーです。

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