2人目がほしいけどお金がない_あきらめる・産むどちらを選ぶべき?

2人目がほしいと思うものの、家計の状況が厳しく「あきらめるor産む」と悩む人も見受けられます。お金がない状況を踏まえれば、2人目を出産しない方が出費は抑えられるでしょう。しかし産まないことで、後悔する可能性も否定できません。

そこで当記事では、2人目がほしいけどお金がない人に向けて、2人目を「あきらめる」「産む」のどちらを選ぶべきかについて解説します。2人目を考えるものの、経済的な部分で不安な人は、ぜひ参考にしてください。

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目次

2人目がほしいけれどお金で心配な人_よくある3つの悩み

2人目がほしいけれど、お金の面で心配な人に多く見受けられる悩みは、以下の通りです。

家計が今より苦しくなるかもしれない

子どもが1人よりも2人の方がお金もかかる傾向にあり、2人目を出産することで「家計が今より苦しくなるかもしれない」と考える人は多いでしょう。現状において、「貯蓄もままならない生活」や「赤字つづき」であれば、2人目を出産することで、経済的に苦しくなる将来も否定できません。

ただし現状を変えれば、よい状況に変化する可能性もあるでしょう。

子どもの教育費が心配

子どもを育てると、学費や習い事など、社会人になるまでに多くの教育費がかかります。大学まで出る場合には、教育ローンを組んだり、毎月の仕送りをするかもしれません。私立の学校に行くことがあれば、公立よりも多くの費用が必要です。

1人分の教育費だけでも心配なのに、2人分を払えるかと不安な人も多いでしょう。

世帯年収が上がらない

お金の悩みを解決する際に、収入を上げる方法が考えられます。

しかし2人目を妊娠・出産した場合には、しばらくの間「フルタイム勤務」が厳しいママもいるでしょう。限られた時間でしか働けなければ、世帯年収アップが難しい可能性もあります。収入を増やせないことに、悩みを抱えるケースも見受けられます

2人目出産にはタイムリミットがあるのも事実

現実問題として、2人目出産にはタイムリミットがあることも事実です。

下図の通り、女性が妊娠できる能力は、年齢とともに下がっていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

参照元:一般財団法人_日本生殖医学会

 

40歳になると、20代前半の妊孕力(にんようりょく※認識できる力のこと)の「40%以下」になることが実情です。お金ができてから2人目を妊娠しようと思っても、その頃には妊娠できない状態かもしれません。2人目がほしいものの、経済面で悩む人は、出産のタイムリミットも視野に入れるとよいでしょう。

また妊娠・出産が実現できても、年齢を重ねてから出産すると、体力的に大変な思いをするケースも見受けられます。

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2人目を出産した場合のメリット・デメリット

ここでは、2人目を出産した場合のメリット・デメリットについて紹介します。2人目を出産するとどうなるかについて、チェックしてみましょう。

2人目を出産した場合のメリット

2人目を出産した場合には、以下のようなメリットが考えられます。

出産をしなかった後悔がない

2人目を出産すれば、「あのときに2人目を産めばよかった」という後悔がないでしょう。心のなかに、少しでも「2人目がほしい」という思いがある人は、行動しなかった事実を後悔する可能性があります。2人目出産の実現によって、「産めばよかった」と後悔する可能性をなくせることはメリットだといえます。

上の子どもにきょうだいができる

上の子どもにきょうだいができれば、上下関係による社会性が見につく傾向にあります。親が家事などで忙しい場合にも、2人で遊ぶことが可能なため、子どもにさみしい思いをさせにくいでしょう。子どもが巣立つまでは、金銭面できつい部分もあるものの、上の子どもにきょうだいができた喜びはお金では買えない部分だといえます。

2人目を出産した場合のデメリット

2人目を出産した場合に考えられるデメリットは、以下の通りです。

子どもが1人よりもお金がかかる

子どもが1人よりも2人になる方が、出費は増えるでしょう。ベビーカーやベビーベッドなどの赤ちゃん用グッズはお下がりをつかったとしても、食費や光熱費は、その分において増えるのは必須です。とはいえ、ガス代や電気代の見直し・食費の節約方法などを駆使すれば、出費を抑えることも可能です。

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上の子どもに費やす時間やお金が減る

1人目の子どもだけであれば、すべてのお金や時間を1人の子どもに費やせます。2人目がいると、「習い事や進学にかけるお金」や「子どもに費やす時間」は分散されてしまいます。今いる子どもに対し、時間やお金をかけたい場合には、2人目の出産はデメリットになるかもしれません。

2人目をあきらめた場合のメリット・デメリット

ものごとには必ずメリット・デメリットがあるように、2人目をあきらめた場合にも、メリット・デメリットが存在します。ここでは、2人目をあきらめた場合のメリット・デメリットについて紹介します。

2人目をあきらめた場合のメリット

2人目をあきらめた場合の主なメリットは、以下の通りです。

2人目にかかるお金の心配がない

子どもが1人だけであれば、当然「2人目にかかるお金の心配」はありません。2人目にかかったであろうお金を、貯金にまわすこともできるでしょう。現在において借りているお金があれば、返済に充当もできます。

子ども1人にお金・時間をかけられる

2人目がいなければ教育費を1人にのみ費やせるため、教育環境を整備できますし、進学先の選択肢も増えるでしょう。子どもが2人よりも1人の方が、勉強を見てあげる時間や一緒に遊ぶ時間を、より多く確保できます。

2人目をあきらめた場合のデメリット

2人目をあきらめた場合のデメリットは、以下の通りです。

一生後悔する可能性がある

人は、「行動しない方が、後悔する可能性が高い」と言われています。そのため、2人目がほしかったにもかかわらずあきらめた場合には、一生後悔するかもしれません。妊娠・出産にはタイムリミットもあるため、いざ行動しようと思ったときに妊娠できず、行動しなかったことを一生後悔する可能性もあるでしょう。

子どもにきょうだいがほしいと言われる可能性

1人目の子どもから「きょうだいがほしい」と言われる光景は、往々にして見受けられます。夫婦や自分ではあきらめがついていたとしても、子どもからきょうだいがほしいと言われると、申し訳ない気持ちが生じる可能性もあります。また、「きょうだいがほしい」という発言をきっかけに、2人目をあきらめられない気持ちが再燃するかもしれません。

お金がないけど2人目がほしい人向け_具体的な4つの方法

経済的な部分で不安があるものの、やはり「2人目がほしい」と思う人も多いでしょう。ここでは、お金がないけど2人目がほしい人に向けて、お金の心配をやわらげたうえで2人目妊娠を考えられるような「具体的な方法」を紹介します。

住む場所を変える

住む場所を変えると、支出の抑制につながる可能性があるでしょう。家賃や住宅ローンなどの住居費が少なくなれば、毎月の固定費を軽減できるため、家計改善が期待できます。

同じ間取りや家の規模でも、都心よりも郊外の方が安価な傾向にあります。場合によっては、今より広い家に住んでも、家賃や住宅ローンが安く済む可能性もあるでしょう。

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子どもがいても柔軟に働ける仕事をする

2人目を出産したら、ママが仕事面で制約をうけるといった問題も考えられます。男女平等がさけばれているとはいえ、子どもが小さいうちは、女性が仕事をセーブするケースも多いでしょう。

ママの収入が不安といった事情から、2人目出産に踏み切れない場合には、子どもがいても柔軟に働ける仕事探しをおすすめします。とくに在宅ワークであれば、子どもが熱で自宅保育が必要な状況でも、臨機応変に対応できます。

自宅保育で柔軟に働ける仕事を知りたい場合には、以下の記事もおすすめです。

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将来的な教育費の準備をはじめる

2人目がほしいものの、経済面が不安な人のなかには「子どもの教育費を用意できないかも」と考える人もいるでしょう。たとえば、高校・大学に入学させるには、多くの学費が必要になる傾向にあります。遠方の学校に行く場合には、仕送りやアパート代などの家賃もかかる可能性があります。

将来的な教育費を用意できるか不安な場合には、学資保険や貯蓄性のある生命保険などで、教育費を準備するのも1つの方法です。「保険にまわすお金がない」という場合には、家計の見直しで実現する可能性があります。

家計の見直しをする

家計を見直すと、収入・支出の両側面から、改善ポイントがみつかることも多いでしょう。

~家計の見直しで改善できる例~

  • ガスや電気の会社を変えてトータル料金が下がる
  • 住宅ローンの借り換えで毎月の返済額が減った
  • 自家用車からカーリースに変えて、車代の負担が減った

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ファイナンシャルプランナーなどのプロに相談すれば、客観的な視点で「なぜお金がないか」や「お金を貯める方法」を教えてもらえます。現状の困った状況から早く抜け出せる可能性もあるため、まずは無料相談を利用するのもアリでしょう。

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2人目をあきらめたくない人は、家計見直しで基盤を整えよう

お金がないけれど2人目をあきらめたくない人は、家計見直しで基盤を整えることが大切です。見直しで家計が楽になり、もっと早く実施すればよかったと思う人も多く見受けられます。

ファイナンシャルプランナーなどのプロに依頼すると、自分では気づかなかった改善方法や、現状に適したベストな方法を教えてもらえるでしょう。

リクルートのFP相談チャンネルでは、FPへの相談は何度でも無料です。家計改善に向けた相談がうけられるうえに、家族の将来に役立つ保険について知ることも可能です。

経済的な理由で「2人目をあきらめない」ためにも、まずは気軽に相談してみるとよいでしょう。



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この記事を書いた人

2児の母であり、ライター兼ファイナンシャルプランナー。子育て世代の家計管理と将来設計をサポートするため、「子育てマネーバイブル」を運営しています。豊富な経験と専門知識を活かし、忙しい親御さんにもわかりやすい金融・経済情報を発信しています。「お金の知識で、より豊かな子育てライフを」がモットーです。

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