住宅ローンの審査落ちの連絡を受けた瞬間、頭が真っ白になった人もいるでしょう。
同時に「もう家は買えないのか」「家族に何て言おう」と絶望的な気持ちになったかもしれません。
しかし、住宅ローンの審査に一度落ちても、マイホームの夢をあきらめる必要はありません。なぜなら、原因を把握し適切なステップを踏めば、審査を通過できることも多いからです。ただし、焦って間違った行動をすると、状況が悪化する可能性もあるため注意が必要です。
本記事では、審査落ちした人の原因と、やってはいけないNG行動や次の審査通過に向けた具体的な内容を解説します。冷静に、次につながる一歩を踏みだしましょう。![]()
審査落ち後に絶対避けるべきNG行動とは?
住宅ローン審査で落ちた後に、別の金融機関に手当たり次第申し込むことは避けましょう。なぜなら、以下の理由から、さらに状況を悪化させる可能性があるからです。
理由1. 信用情報に申し込み履歴が残り状況が悪化する

住宅ローンに申し込んだ事実は、信用情報として専門機関に6ヶ月ほど記録されます。審査を行う金融機関は、必ずこの信用情報をチェックします。
その際に、短期間で複数の申し込み履歴があると、担当者は「何か問題があって、他社で立て続けに断られているのでは?」と警戒するため、審査のハードルが不必要に上がってしまうのです。
理由2. 原因を解決しないとまた落ちる
そもそも、審査に落ちたことには原因があります。原因を解決しないまま、別の金融機関に申し込んでも、同じ結果を繰り返す可能性が高いといえます。
まずは冷静に立ち止まり、「なぜ落ちたのか」を分析し、対策を立てることが大切です。 原因を解決すれば、次の審査の通過率も高まるでしょう。
もし、すでに複数申し込んでしまったら?
この記事を読む前に、すでに複数の金融機関に申し込んだ方もいるかもしれません。
「もう手遅れだ」と思われたかもしれませんが、大丈夫です。短期間での複数申し込みは、次の審査で不利に働く可能性があるものの、状況が永遠に続くわけではありません。
申し込み履歴は6ヶ月で消えます!
つまり、申し込み履歴が消えた6ヶ月に再度申し込めばよいのです。最後の申し込みから半年間は「準備期間」と割り切り、原因を解明したうえで、自身の状況を改善することに集中しましょう。
焦って行動したことを悔やむ必要はなく、今から正しい手順で再スタートを切ることが大切です。本記事では、そのための方法を記載しているので、ぜひ読み進めてみてください。
【チェックリスト】金融機関が教えてくれない審査落ちの8大原因
金融機関は、基本的に落ちた理由を教えてくれません。しかし、原因は必ずあります。ご自身の状況を振り返り、原因の仮説を立ててみましょう。
□ 信用情報に傷があった(過去の延滞など)
□ 他の借入が多く、返済比率が高すぎた(カーローン・カードローン等)
□ 勤続年数が短かった(転職して1〜2年以内)
□ 年収に対して借入希望額が大きすぎた(一般的に年収の5〜7倍が目安)
□ 健康状態で団信(団体信用生命保険)に加入できなかった
□ 購入したい物件の価値が低いと判断された
□ 自営業や契約社員など、雇用形態が不安定と見なされた
□ 申し込んだ金融機関との相性が悪かった(メガバンクは厳しくても地銀ならOKなど)
心当たりはありましたか?原因の仮説が立てられれば、打つ手が見えてきます。次の項目で、原因を踏まえたうえで、審査通過に向けてどういった行動を取ればよいかを解説します。
審査通過へ向けた具体的な4つの方法
ここからが本番です。審査に落ちたと事実は変えられませんが、未来は正しい手順を踏むことで変えられます。以下の4つのステップを踏み、着実に前進して行きましょう!
1.自分に合う金融機関の選択肢を知る

一度、住宅ローンの手続きを経験したからこそ、「銀行によって審査基準や金利が違う」ということを実感した人もいるでしょう。
そのため、闇雲に住宅ローンを申し込むのではなく、「数ある金融機関の中から、今の自分にフィットする選択肢はどこか」を客観的に知ることが大切です。
そこで有効なのが、無料のオンラインサービス「モゲチェック
」です。
あなたの年収や状況を入力するだけで、AIがあなたに合った住宅ローンを提案してくれます。「いきなり担当者と話すのは少し気が重い」「まずは客観的な情報が欲しい」という方にも最適です。自分にフィットする選択肢がわかることで、次の申し込み先をより戦略的に検討できるでしょう。 (※金融機関への正式な申し込みではないため、信用情報に記録が残る心配もありません)
2.自分の信用情報を開示してみる
可能性が見え、より確実に審査に臨みたいと感じたら、次に審査落ちの原因を探ります。過去の支払い遅延など、少しでも心当たりがあるなら、ご自身の「信用情報」を確認してみましょう。
CICなどの信用情報機関に申請すれば、スマートフォンからでも1,000円程度で簡単に取り寄せられます。
情報を開示してみると、すっかり忘れていた「スマートフォンの本体代金の分割払いの、たった1回のうっかり遅延」や「奨学金の返済遅れ」、「年会費だけのつもりのクレジットカードの引き落とし不能」など、想定外の傷が見つかることがあります。開示された内容から想定外の傷が見つかれば、それが原因である可能性が高いでしょう。
3.審査落ちの原因を一つずつ潰す
原因が特定できたら、次は一つずつ潰していきます。闇雲に次の審査へ進むのではなく、まずは原因の改善に集中しましょう。
たとえば、カーローンにおける一部の繰り上げ返済や、使っていないクレジットカードの解約などを行います。健康状態が理由で団信に加入できなかったのであれば、加入条件が比較的緩やかな「ワイド団信」が付帯する住宅ローンを探すという方法もあります。
借入希望額が年収に見合っていなかったと感じるなら、頭金を増やして借入額を減らしたり、夫婦の収入を合算して申し込む「ペアローン」や「収入合算」を検討するのもよいでしょう。
4.万全の準備をして再審査に申し込む
これまでのステップで、審査通過の確度を高める準備が完了しました。いよいよ、再申し込みをします。
重要なのは、闇雲に申し込むのではなく、ステップ1で見つけた「あなたにフィットする可能性が高い金融機関」にしぼって申し込むことです。短期間での複数申し込みは、金融機関の印象を悪くする可能性があるため避けた方が無難です。
準備が整ったら、自信を持って手続きを進めるとよいでしょう。
【体験談】審査落ちを経験した後に、家を購入できた2組の家族
ここでは、実際に審査落ちを乗り越え、マイホーム購入の夢をかなえた「2組の家族」の事例を紹介します。次はあなたの番です!
事例1:勤続1年+カーローンが原因だったAさん(30代・会社員)

Aさんは、年収アップを目指して転職したばかりでした。新しい職場にも慣れ、そろそろマイホームを購入したいと夢見ていたそうです。希望のエリアで理想的な新築マンションが見つかり、すぐに申し込みましたが、結果はまさかの審査落ちでした。
銀行からは明確な理由は告げられませんでしたが、不動産の担当者からは「転職直後で勤続年数が1年未満であることと、車のローンの残債が影響したのかもしれません」と指摘されました。
頭が真っ白になったAさんですが、あきらめきれずに情報収集を開始しました。まずはオンラインの住宅ローン比較サービスで、「勤続年数に比較的柔軟なネット銀行」という選択肢があることを知ります。
同時に、車のローンも一部繰り上げ返済を実行しました。半年間、じっくりと準備を整え、勤続年数が1年を超えたタイミングで、以前見つけたネット銀行に再チャレンジしました。結果、今度は無事に審査承認になりました。
事例2:過去の延滞が原因だったBさん(30代・公務員)
収入も安定している公務員のBさん。住宅ローンは問題なく通ると自信を持っていましたが、返ってきたのは非承認の通知でした。理由が分からず、夫婦で途方に暮れてしまったそうです。
「何か見落としがあるはずだ」と考えたBさんは、藁にもすがる思いで自身の「信用情報(CIC)」をスマホから取り寄せてみました。
すると、そこに記載されていたのは、本人も忘れていた「5年以上前のスマホ料金の延滞記録」でした。当時、機種変更後の古い端末の分割払いが残っていることに気づかず、数ヶ月支払いが遅れてしまっていたのです。安定した職業でも、信用情報に傷があれば審査に通らないことがあると、この時初めて知りました。
Bさん夫妻は焦らずに頭金を貯める期間にしようと気持ちを切り替え、半年後にCICで記録が消えたことを確認してから、別の銀行に申し込みました。今度はすんなりと、満額が承認されました。
審査落ちを乗り越え、最高の家を手に入れよう!
住宅ローンの審査落ち経験は、「本当に自分たちに合う選択肢は何か」を冷静に見つめ直す、貴重な機会だったのかもしれません。
また、本記事をここまで読み進めたあなたは、審査落ちの原因を客観的に把握し、次に打つべき方法が分かっています。審査落ちという経験を乗り越えた先には、以前に想像していた以上の「最高の家」との出会いが待っています。 さあ、自信をもって一歩を踏みだしましょう。

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