住宅ローン審査に落ちた体験談を紹介!教訓やアドバイスとは?

家の購入を検討する場合に、現金一括で購入できるケースは少なく、一般的には住宅ローンを借りることが多いでしょう。

しかし、住宅ローン審査に落ちてしまうと、マイホームの夢が絶たれてしまう可能性があります。一度審査に落ちると、原因を解決するのはもちろんのこと、解決後もしばらくは審査に通らない傾向にあります。そのため、住宅ローン審査を受ける前に準備をし、審査通過に向けて行動することが大切です。

そこで当記事では、住宅ローン審査に落ちた体験談/受かった体験談をはじめ、教訓やアドバイスを紹介します。夢のマイホーム購入に向けて「住宅ローン審査を通過したい」人は、ぜひ参考にしてください。

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目次

【体験談】住宅ローン審査で落ちた/受かった

まずは、住宅ローン審査を受けた際の体験談を紹介します。
筆者の夫と知人の体験談は、以下の通りです。

住宅ローン審査で落ちた体験談①

まずは、筆者の夫が審査で落ちた体験談です。
頭金はありません。

~契約者(夫)の条件~

・職業:会社員
・年齢:20代後半
・年収:600万円
・返済希望期間:35年
・借入希望金額:4,000万円
・購入希望地域:とある政令指定都市
・申し込んだ金融機関:地方銀行A

夫は2つの地方銀行に審査を申し込みました。
しかし、1つ目に申し込んだ地方銀行Aの審査には落ちてしまいます。

【落ちた理由を推測】
20代後半で健康状態に問題はなく、所属する会社も数百人レベルの規模でした。
しかし、当時は転職して1年が過ぎたばかりだったため、勤続年数が審査に響いたのでしょう。
また400万円ほどの新車を2か月前に購入し、返済が始まったばかりな点もマイナス要素だったと予想します。
とくに借金や延滞はありませんでした。

住宅ローン審査で落ちた体験談②

つづいて、知人が審査で落ちた体験談です。
知人も頭金はありません。

~契約者(男性)の条件~

・職業:会社員
・年齢:30代中盤
・年収:年収500万円
・返済希望期間:30年
・借入希望金額:4,000万円
・購入希望地域:関東地方の都市
・申し込んだ金融機関:地方銀行B

【落ちた理由を推測】
30代中盤で年齢的にはそれほどネックにならないものの、高血圧の持病がありました。
まず、健康状態がマイナスポイントだったと予測できます。
また数年前にクレジットカードの延滞が、3回ほどあったそうです。
この遅延もマイナス要素だったと予想します。

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住宅ローン審査で受かった体験談

前述の通り、筆者の夫は審査落ちしたものの、同時に申し込んだもう1つの金融機関では審査が通りました。

~契約者(夫)の条件~

・職業:会社員
・年齢:20代後半
・年収:600万円
・返済希望期間:35年
・借入希望金額:4,000万円
・購入希望地域:とある政令指定都市
・申し込んだ金融機関:地方銀行A

【受かった理由を推測】
転職して1年が過ぎたばかりだったものの、申し込んだ金融機関は「勤続年数1年以上であればOK」とうたっていました。
短い勤続年数にも対応する金融機関を選んだ点が良かったのでしょう。
小耳にはさんだ話では、車を購入したローン(約400万分)があったため、審査を通過できるかどうかが「ギリギリのライン」だったそうです。

住宅ローン審査で受かったものの、希望金額に満たなかった体験談

先述の「住宅ローン審査で落ちた知人」は、もう1つの審査に受かりました。
しかし、希望金額より500万円ほど低い金額での融資を許可されました。

~契約者(男性)の条件~

・職業:会社員
・年齢:30代中盤
・年収:年収500万円
・返済希望期間:30年
・借入希望金額:4,000万円
・購入希望地域:関東地方の都市
・申し込んだ金融機関:地方銀行B

【減額融資の原因を推測】
30代前半であるものの、高血圧という持病の影響が考えられます。
また30代で頭金が用意できない点も、ネックだった可能性があります。
知人は不足分の500万円を親から借り、頭金に充当させたうえで、住宅ローンを利用して家を購入できました。

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住宅ローンで審査落ちすると、数か月は再審査できない

住宅ローンで審査落ちすると、数か月は再審査ができません。
正確にいうと、申し込み自体はできるものの、審査落ちする可能性が高くなります。
理由は以下の通りです。

状況が改善しなければ審査を通過できない

審査落ちした状況を改善できなければ、再度審査を依頼しても落ちてしまいます。
別の金融機関に依頼した場合も、同様です。

落ちた理由を改善するには、一定の期間が必要なため、少なくとも審査落ちしてから2~4か月ほどの期間をあけるのが鉄則です。

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審査履歴は信用情報に残る

住宅ローンの審査をする金融機関は、依頼者の「信用情報」をチェックしています。

信用情報には、「どこの金融機関に住宅ローン審査を依頼したか?」が明記されます。

審査結果までは記載されないものの、直近に他社での審査履歴があれば、「問題のある人だから、ほかで落ちたのかな?」と思われるでしょう。
すると、審査の通過率は悪くなってしまいます。

住宅ローン審査で落ちないための教訓・アドバイス

ここでは「住宅ローンの審査で落ちたくない人」に向けて、教訓やアドバイスを紹介します。詳細は以下の通りです。

自分の借入可能額を知っておく

現状における自分の条件で、いくらまで借入が可能かを知ることは大切です。

なぜなら、購入したい物件の金額が、そのまま融資されるとは限らないからです。
金融機関は収入をはじめとした属性情報をチェックし、「この人には○○万円まで融資できる」と判断します。

借りたい金額が「借入できる可能額」を大幅に上回る場合には、住宅ローン審査を申し込んでも落ちてしまいます。また、自分の借入可能額がわからなければ、「どのエリアの物件を買えるか?」といった見当もつきません。

自分に合った金融機関を選ぶ

ひとくちに「住宅ローンを借りられる金融機関」といっても、銀行・信用金庫・フラット35など多種多様です。

銀行や信用金庫に比べると、フラット35は融資してもらえる金額が少ないでしょう。
しかし、「自営業」「転職1年未満の人」「持病を抱える人」が借りやすいといったメリットがあります。

また銀行や信用金庫のなかでも、「A銀行は○○な条件の人にも寛容」や「B信用金庫は○○な人でも借りやすい」など、それぞれ特徴があります。
そのため、自分に合った金融機関を選び、審査通過の可能性を高めることが大切です。

NG要素を知る

住宅ローン審査を通過するうえで、一般的なNG要素を知ることは必須です。

NG要素を知っておくと、住宅ローン審査を申し込むまでに状況を改善できる可能性があるため、審査通過の可能性を高められます。

【例1】ほかに大きなローンを契約していると、審査に通りにくい
→(対策)カーローンの残債を、一括で返済した
【例2】勤続年数が短いと審査に通りにくい
→転職の時期を先延ばしにする

くわしいNG要素を知りたい人は、以下の記事も参考にしてください。↓↓

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審査落ちしたくない人は、自分に合った住宅ローンを知ろう

住宅ローンで審査落ちしたくない人は、自分の現状を把握し、状況に合った住宅ローンを選ぶことが大切です。そのためには、現状の「通過率」や「適性な借入額」を知ることがかかせません。

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住宅ローンで審査落ちしたくない人や、適切な住宅ローンを選びたい人は、住宅ローンオンラインサービスを活用してみてはいかがでしょうか?

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この記事を書いた人

2児の母であり、ライター兼ファイナンシャルプランナー。子育て世代の家計管理と将来設計をサポートするため、「子育てマネーバイブル」を運営しています。豊富な経験と専門知識を活かし、忙しい親御さんにもわかりやすい金融・経済情報を発信しています。「お金の知識で、より豊かな子育てライフを」がモットーです。

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