育休明けの働き方で悩む_復職すべき?判断基準や新たな仕事例を紹介

そろそろ育休が明ける人のなかには「復職すべきか?」と悩む人もいるでしょう。

出産後は環境が変化し、以前とは事情が違ってくるため、今後の働き方について悩むのは当然です。育休後に、「復職する」「新たな仕事を探す」かによって未来が変わるため、適切な選択をすることは重要だといえます。

そこで当記事では、育休明けの仕事復帰で悩む人にむけて、「復職すべきかどうか?」の判断基準や新たな仕事例などを紹介します。
ベストな働き方を選びたい人は、ぜひ参考にしてください。

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目次

育休明けの仕事パターンは2つ 

育休明けの仕事パターンは、大きくわけて2つあります。

1、育休前の職場に復職 

1つ目は、育休前まで働いていた職場に復職するパターンです。

フルタイムで復帰する人もいれば、時短勤務で働く人もいるでしょう。いずれにしても、以前から知っている慣れた環境で働ける点がメリットです。

2、別の仕事をはじめる 

2つ目は、育休前の仕事を辞めて「別の仕事」をはじめるパターンです。

正社員や契約社員として働く人もいれば、アルバイトや業務委託として働く人もいるでしょう。
時間に融通のきく仕事
を選べば、子育てと両立しやすくなります。

育休後に職場復帰しなくてもよいの? 

育休取得は「出産後も同じ職場で働く」ことが前提です。

しかし、職場復帰しなかったからといって罰則があるわけではありません
やむを得ない事情があれば、職場復帰しないという選択もアリです。

 

職場復帰or別の仕事?判断の基準 

育休明けの働き方について、「職場復帰」か「別の仕事」で迷う人は多いものです。
迷う場合には、以下の判断基準にそって考えるとよいでしょう。

子育てと両立可能か? 

育休明けは、子育てをしながら働く必要があります。

保育園に預ける場合にも、18時前後にはお迎えにいかなければいけません。
また、風邪などで発熱をすれば、自宅保育の必要があります。

職場が時短勤務や突発的な休みに対応できない環境であれば、復帰はむずかしいでしょう。
一方、働く時間や場所に融通がきく環境であれば、職場復帰を考えられます。

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「復帰」と「別の仕事」でメリットが大きい方は? 

職場復帰と新たな仕事を比較した際に、「どちらのメリットが大きいか?」を考えてみましょう。

たとえば、職場復帰では「正社員の安定性」や「慣れた仕事」などのメリットがあるとします。
一方で、テレワークNGである点がデメリットだとしましょう。

子どもがよく風邪をひく場合には、テレワークができなければ発熱時に休むしかありません。
すると、給料や自由度を考えた際に、テレワークが可能な「新たな仕事」を選ぶとメリットが大きい場合もあります。

職場に戻りたいか?

妊娠・出産で一度職場を離れると、自分の状況を冷静に判断するきっかけになります。
そこで、自分自身に「職場に戻りたいか?」を問うのも判断基準になるでしょう。

実際に周囲であった事例を紹介します。知人Aさんの会社は産休・育休の前例がなく、取得自体をよく思われていませんでした。育休期間中も、上司から遠まわしに嫌味をいわれます。

Aさんは「こうした環境に戻りたくない。復帰しても育児への理解が得られず、子育てに悪影響がある」と考え、転職をしました。

退職できないとお悩みの場合には、退職代行サービスの利用もアリでしょう。

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育休明けの職場復帰で失敗しない方法・コツ 

ここでは、育休明けの働き方として「職場復帰」を選ぶ人にむけて、失敗しない方法やコツを紹介します。

復帰前に上司と話し合う 

多くの企業では、育休が明ける前に「復帰面談」の時間を設けてくれます。

面談がない場合には、自ら上司に連絡し「話し合いの場」をセッティングしてもらいましょう。
コミュニケーションをとることで、スムーズな復帰につながります。

話し合いでは、以下などを伝えましょう。

  • 勤務可能な時間
  • 子どもの体調(例:風邪をひきやすい)
  • 自身の体調(例:帝王切開での出産だったので、傷口がまだ痛む)
  • 預け先(例:保育園に17時まで預けるが、月曜日と木曜日の迎えは親に頼めるなど)

また上司との話し合いでは、1年ほど取得した「長期休みへの感謝」や「仕事復帰への意欲」も忘れずに伝えます。

 

目標を決める 

職場復帰は、産休・育休前と同じ場所で働くとはいえ、子育てとの両立を考えると「以前より大変だ」と感じる部分がでてくるでしょう。

そのため、目標を決めることでモチベーション維持につながります。

~目標の例~

  • 子どもに、自分の仕事を誇れるようになりたい
  • マイホーム購入を目指し、頭金を貯めるまで頑張る
  • とにかく半年間はつづけてみる。ダメなら他の仕事をみつけよう

どういった目標でもかまいません。
自分が前向きに取り組めるような目標を決めるとよいでしょう。

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頼れるものは頼る 

育休後の職場復帰は、育児や家事などやるべきことが増えます。
1人で完璧にこなそうとしても、いずれ限界がやってくるといっても過言ではありません。

そのため、周囲の「頼れるものは頼る」姿勢でいることが大切です。

たとえば、近くに親がいれば、子どもの送迎やお世話を依頼するのもアリでしょう。パパに「保育園の送迎をお願いする」や「週に2回は夕飯をつくってもらう」など、夫婦間での協力体制づくりもかかせません。

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合わなければ働き方や仕事を変える 

復帰後も、同じ仕事をつづける必要はありません。

実際に復帰し「ライフスタイルに合わない」と感じれば、上司に相談し、働き方を変えてもらうのもよいでしょう。(例:正社員ではなく、パート勤務にしてもらう)

職場を退職し、別の仕事をはじめる選択もアリです。思い切ってキャリアチェンジすることで、新たな可能性に触れられるかもしれません。
(新たな仕事例は後述します。)

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育休明けに仕事を変える場合の注意点 

職場復帰をする人がいる一方で、育休明けに仕事を変える人もいるでしょう。
ここでは、仕事を変える場合の注意点を解説します。

(保育園希望者の場合)保育園の入園基準を確認

子どもを保育園に預ける場合には、保育園の入園基準に注意が必要です。

育休が終わる直前に、保育園への入園が決まっていたとします。申し込みで提出した就労予定証明書は現職での情報です。この状態で転職活動をした場合、新たな仕事の状況によっては、保育園への入園が取り消される可能性もあります。

また入園基準は自治体によって異なるため、現職を辞める前に、自治体に詳細を確認しましょう。

 

現職への感謝の気持ちを忘れない 

現職を辞める際には、感謝の気持ちを忘れてはいけません。

「辞めるのは勝手でしょ」といった態度をとれば、後日において必要書類を依頼したくても連絡しづらくなります。

また新たな仕事をはじめても、結局「前職の方がよかった」と思うかもしれません。
こうした時に、会社への感謝の気持ちを伝えて退職すれば、出戻りできる可能性もあります。

 

現職を辞める前に目星をつけておく 

育休明けに別の仕事をする人は、現職を辞める前に目星をつけることが重要です。
退職後に仕事探しをすると、納得いく仕事が見つからない場合に、あせって条件の悪い仕事を選ぶ可能性があるからです。

そのため、転職活動をしたうえで新たな職場を決めておくとよいでしょう。

業務委託での在宅ワークを希望する人は、「アルバイト広告のチェック」や「クラウドソーシングへの登録」をオススメします。

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新たな仕事の具体例とオススメポイント 

つづいて、新たな仕事を探す人にむけて、具体的な仕事やオススメポイントを紹介します。
仕事選びの参考にしてください。

オンライン事務代行

オンライン事務代行とは、人事・総務・経理といった事務業務を代行し、オンラインで働ける仕事です。請求書の発行・振込業務・採用管理などをオンラインで代行できるため、自宅で柔軟に働けます。

なんらかの事務経験があれば、挑戦してみる価値があるでしょう。業務委託から契約社員・正社員になるケースも見受けられます。

また、子どもが風邪をひいた場合にも、自宅でお世話をするかたわら作業できる点がポイントです。オンラインで完結するため、通勤に労力をさく必要もありません。

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コールセンター

コールセンターの仕事は、自分から電話をするアウトバウンドと、電話がかかってきたら対応をするインバウンドの2つにわかれます。

働き方は、以下の2通りです。

1、出社 同じフロアに多くのオペレーターが待機し、電話対応をする
2、在宅 自宅で電話対応をする(※個人情報を扱わないケースが多い)

在宅を選ぶと、自宅保育にも対応できる点がメリットです。
出社のケースでも、日中・午前中だけ・夕方だけといった「柔軟なシフト体制」の職場が多いでしょう。

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家事代行

家事代行とは、依頼者の家で「掃除・洗濯・料理」といった日々の家事を代行するサービスです。主婦が日常的に家庭でおこなっていることを、そのままスキルとして活かせます。

家事代行は、2~3時間といった短時間で募集しているケースも多いでしょう。
スキマ時間を有効的につかえるのは、子育て世代にとって嬉しいポイントです。

また、一般的なアルバイトよりも時給が高い傾向にあるため、少しの時間で稼ぎたい人にもオススメだといえます。

ちょっとした空き時間を有効活用。時給1500円からの家事代行のお仕事。

クラウドソーシング

クラウドソーシングとは、仕事を頼みたい企業や個人が、インターネット上で不特定多数に業務をお願いする業務形態です。
副業として活用する人もいれば、クラウドソーシング1本で生計をたてる人もいます。

クラウドソーシングには、「ITエンジニア」「デザイナー」「ライター」「データ入力」のような仕事をはじめ、多種多様な仕事が掲載されています。

クラウドソーシングは家にいながらスキマ時間に仕事ができるため、子どもが寝ている早朝や夜などにも作業が可能です。


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職場復帰or新たな仕事を選ぶ際には、後悔のない選択を

育休明けに「職場復帰」または「新たな仕事」を選ぶかは、人それぞれです。
自分の状況を判断したうえで、ベストな選択をするとよいでしょう。

職場復帰をする場合には、上司と話し合ったうえで、納得して復帰することをオススメします。
また、当記事で紹介したような「新たな仕事」に挑戦するのもよいでしょう。

新たな仕事を決めきれない場合には、転職のプロに相談するのも1つの方法です。
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この記事を書いた人

2児の母であり、ライター兼ファイナンシャルプランナー。子育て世代の家計管理と将来設計をサポートするため、「子育てマネーバイブル」を運営しています。豊富な経験と専門知識を活かし、忙しい親御さんにもわかりやすい金融・経済情報を発信しています。「お金の知識で、より豊かな子育てライフを」がモットーです。

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