子育てでお金がないと悩む人は、多いでしょう。
乳児期のオムツ代からはじまり、保育料・食費・教育費など、子どもが巣立つまでに多くのお金が必要です。また、子育てを機に時短保育や働き方を変える人も多く、収入が減るケースも見受けられます。そのため、子育て世代はお金がなくて当然だといえます。
とはいえ、「働いてもお金がない」状況を少しでも改善したいですよね。
現状を抜け出すには、節約または働き方の質をアップ、もしくは両者を併用する必要があります。
そこで当記事では、お金がない子育て世代に向けた解決術として、オススメの節約方法や働き方について紹介します。
家計を見直したい人は、こちらの記事も参考にしてください。
子育て世代が、働いてもお金がない理由
なぜ子育て世代は、働いてもお金がないのでしょうか?
主な理由は以下の通りです。
人が増える分、食費や住居費がかかる
子どもがうまれると、当然ですが人も増えます。
その分、夫婦だけの時より食費や光熱費がかかります。
また家族が増えるにつれ、住居スペースが狭くなることもあるでしょう。
すると、より大きな家に引っ越さざるを得ないため、以前よりも住居費がかかります。
教育費がかかる
教育費は、保育園代や幼稚園代など、未就学の時期から発生します。
小学校になれば、学童保育や習いごとにお金がかかるケースもあるでしょう。
また中学までは公立に通わせていたものの、高校や大学になれば私立に進む選択肢も増えます。
いずれにしても、子どもが社会に出るまでは教育費が発生し続けます。
物価が上昇している
当記事を作成している2023年現在、周囲では「物価上昇」が叫ばれています。
一方で、働く人の給与はそれほど上がっていません。
つまり、私たちが子育てをする時代は、物価上昇という厳しい状況のなか「今までと変わらない給与」でやりくりする必要があります。こうした状況化では「働いてもお金がない」のも当然だといえます。
働ける時間が減る
とくにママは、子どもが小さいうちは「育児」や「家庭のこと」を優先せざるを得ない人も多いでしょう。
以前のようなフルタイム勤務はむずかしく、時短勤務やパートとして働くケースも見受けられます。すると、以前よりも働ける時間が減り「世帯年収」がダウンするので、お金がなくなりがちです。
子育て世代にあう「節約方法」「働き方の質アップ」の特徴とは?
子育て世代には、同世代にあった「節約方法」や「働き方の質を高める方法」があります。
特徴は以下の通りです。
子育てや家事への支障が少ない
節約や働き方の質アップは、やろうと思えばどこまでもできます。
しかし、食費を半分以下に減らすような過度な節約や、早朝や夜中もアルバイトをするような働き方は、子育てや家事に支障をきたします。
自身の健康や精神面が気になりますし、育児にもよい影響をおよぼしません。
子育て世代は、子育てや家事への支障が少ない方法を選ぶことが大切です。
リスクが少ない
子どもがいて家庭がある以上、ハイリスクな節約や仕事選びは望ましくありません。
たとえば、毎月の支出を減らすために「適正金額だった医療保険」を解約したとします。解約後に大きな病気になったら、自己負担額が増え、かえってお金がかかります。
また収入を増やそうと過酷な仕事を選べば、子育てがまともにできないかもしれません。
そのため、子育て世代はリスクが少ない方法で節約や収入アップを目指しましょう。
子どもの医療保険が気になる人は、こちらの記事もチェックしてみてください。
継続的に取り組める
子どもが親元を離れるまで、お金のかかる状況はつづきます。
そのため、「節約」や「働き方の質アップ」を目指す際には、継続的に取り組める内容が望ましいでしょう。
極端な方法やつらい方法は、つづかないものです。
自分にあった「継続的に取り組める方法」で、お金がない状況を乗り切ることが大切です。
子育て世代にオススメな【7つの節約方法】を紹介
ここでは、子育て世代にオススメな節約方法として具体例を5つ紹介します。
食費を見直す
食費は常に発生する支出なので、見直すと節約効果が大きいです。
「激安スーパーの利用」や「外食を減らす」といった王道な方法をはじめ、多様な節約手段があるので、ご家庭にあった方法を試してみましょう。
食費の節約方法を詳しく知りたい人は、以下の記事も参考にしてください。
子育て割引サービスをフル活用する
子育て割引サービスをつかうと、対象商品の購入やサービスをお得に利用できます。
有名な子育て割引サービスとして、47都道府県すべてで実施する「子育て支援パスポート」があります。対象店舗でパスポートを提示すると、ドリンク無料や割引をうけられることが特徴です。
こうした子育て割引サービスを店独自で行なうケースも多いため、賢く利用するとよいでしょう。
メインのクレジットカードを決め、余分なカードは解約
クレジットカードはスマートに支払えますし、便利な決済方法だといえます。
しかしクレジットカードを何枚も所持していると、つかいすぎてしまう「無駄づかい」が多くなります。
そのため、メインでつかうクレジットカードを決めたら、余分なカードは解約するとよいでしょう
※カードをつかわなくても、所持しているだけで住宅ローンなどの審査に影響が出やすくなります。
住宅ローン審査について知りたい場合には、こちらの記事もオススメです。
リサイクルショップやフリマアプリで購入
リサイクルショップやフリマアプリを賢く利用すると、洋服・家電・おもちゃなどをリーズナブルに購入でき、節約につながります。
中古といっても状態のよいものや、新古品といって「未使用状態の商品」がそのまま出されているケースも見受けられます。
こうしたものを購入すれば、つかわなくなった際に、自身もリサイクルショップやフリマアプリなどで売ることが可能です。
光熱費の会社を変えてみる
電気代・ガス代・水道代といった光熱費は、毎月支払うものなので、それぞれの料金が少なくなれば節約につながります。
水道局の変更は不可なものの、電気会社やガス会社は自分で選べます。
会社を変えると安くなるケースもあるため、一度チェックしてみるとよいでしょう。
サブスクリプションの活用
サブスクリプションとは、商品やサービスを購入せず、定期的に料金を支払うことで「レンタル感覚」で利用できるサービスです。
解約すれば、商品やサービスの利用はストップします。
服やおもちゃなど、ずっとつかうわけでないものは、購入よりもサブスクリプションがお得なケースも多いでしょう。
不用品の販売
不用品の販売はスキマ時間にできるため、子どもの世話と同時に収入アップが可能です。
方法としては、メルカリやヤフオクへの出品、近くのリサイクルショップへの持ち込みなどが挙げられます。
不用品は身近なものほど売れるため、洋服・おもちゃ・家電などは売りやすいでしょう。
また、忙しい子育て世代には、宅配サービスを実施する買取ショップもオススメです。
子育て世代にオススメな【働き方の質アップ・4つの方法】を紹介
つづいて、子育て世代にオススメな「働き方の質アップ」方法として、具体例を4つ紹介します。
生産性の向上
働き方の質アップには、現在の仕事における「生産性」を高めることが大切です。
生産性を高めれば、同じ時間内により多くの仕事ができるようになるため、「給与アップの可能性」や「早く帰宅できる」といった利点があります。
生産性アップの方法には、カレンダーアプリやタスク管理などのシステム活用はもとより、「率直に仕事ができる人にコツを聞く」のもオススメです。
給与アップ(もしくは賞与アップ)が叶えば収入が増えますし、早く帰宅できれば、副業に挑戦して収入を増やすなどの行動をとれるでしょう。
(※職場の副業許可状況について、要確認)
得意を生かして好きな時間に副業できる【ココナラ】
時給換算にして高い仕事を選ぶ
子育て世代は子どもがいる関係上、働く時間が限定される人も多く見受けられます。
今まではフルタイム勤務や残業をしていても、子どもがいると、時短勤務や残業ゼロにせざるを得ないケースもあるでしょう。
そのため、「限られた時間でどれだけ稼げるか?」という点を意識します。
現職が時給換算にして低い場合には、時給の高い仕事に変える選択肢もアリでしょう。
子育て世代に理解のある職場を探す
子育て世代に理解のある職場を探すと、働き方の質が向上する可能性もあります。
たとえば、リモートワーク可・フレックス出社といった制度が整備されるなど、子育て世代が働きやすい環境を整えているケースも多いでしょう。
仮にリモートワークができれば、子どもが発熱時に有給消化や欠勤対応にならないため、給与がマイナスになりません。また、子ども手当や育児補助などの手当が用意されている職場を選べば、子育て費に充当できます。
思い切って起業もアリ
「手に職をもつケース」や「得意な分野がある場合」には、思い切って起業することで、現職より稼げる可能性もあります。
法人として会社を立ち上げるケースもあれば、店をもつケースもあるでしょう。個人事業主のフリーランスとして活動する方法もあります。
得意なことや夢がある場合には、挑戦してみるのもよいでしょう。
自宅開業に興味がある人には、こちらの記事もオススメです。
お金がない子育て世代は「家計チェック」も大切
働いてもお金がない子育て世代は、節約または働き方の質アップ、もしくは両者を併用し賢く切り抜けることが大切です。
また、同時に現状の「家計チェック」も行なうことで、さらに効果が高まります。
現状の収支状況を改善したい場合には、専門家への相談が効果的です。
無料相談も可能なので、この機会に活用してみてはいかがでしょうか?
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